2017年02月01日

【2/12(日)より、ドラードギャラリー「記念祝賀展」】

1月中旬のギャラリーオルテール「トンドの夢想家達」。ほとんど在廊できなかったのですが、在廊日にはいろいろな方にお会いすることができました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

あっという間に2月。2月は、ほぼ会期が同じ2つのグループ展に出品いたします。
まず、日程が早い方からご案内します。

2月の展示出品予定、2/12〜ドラードギャラリー、新作油彩画


【ドラード記念祝賀展】
会期:2月12日(日)〜2月17日(金)
時間:12:00〜20:00(最終日18:00終了)
場所:ドラードギャラリー(東京都新宿区早稲田鶴巻町517ドラード和世陀)

この展覧会は、昨年12月にドラードギャラリーで開催された「創作表現者展」で各賞を受賞した作家から11名が出品する企画グループ展です。

DMには、創作表現者展での受賞作品のカットが掲載されていますが、今回出品されるのは受賞作品ではなく、それぞれの作家の旧作または新作から1〜2点ずつです。私はサムホールサイズの油彩画、新作2点を出品します。

昨年あたりから、自分の油彩のタッチや色使いの悪い癖と少しずつ向き合っています。
それは、自分にしてみれば一連の流れの中での変化ですし、もともと「変化する」ということに対してどんくさい性分なので、迷い迷いです。

しかし、ここのところ展示に出すたびに「いつもと違う」とか「新境地?」というご感想をいただくことが増えたのは、今、自分の中の変化の速度に、何か変化が出ているということなのかもしれません。

さて、次のエントリは、もうひとつの展示についてご案内します。
posted by はやしすみこ at 14:27| 東京 ☀| 展示会・活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

【五つ星の作家たち - 損保ジャパン日本興亜美術館 〜 新宿区連合作品展】

現在、新宿の損保ジャパンの美術館で開催中の展覧会、「クインテットV 五つ星の作家たち」。
5名の現代作家による展覧会なのですが、以前、市民講座で油彩の透明技法を教えていただいた橋本トモコ先生も出品されているので伺いました。

今日の目的地はここ。偶然1Fで開催中だった新宿区の小中学校支援学級の連合作品展も拝見してきました。<br>https://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/gakko01_000003.html<br>#美術館 #展覧会 #新宿


この展覧会は今回3回目、テーマは「自然」。
出品作家は、川城夏未さん、木村佳代子さん、橋本トモコさん、堀由樹子さん、横溝美由起さん。
いずれの方も約20年間の継続的な作品発表があり、今後もその活躍が有望視されるということで、この5名の方々なのだそうです。

橋本トモコ先生は、透明技法という技法による油彩画。作品は入口すぐの部屋に飾られていて、丁寧に磨かれた白亜地の上に、何層も何層も絵の具を重ねています。
絵の具同士を直接混色するのではなく、透明色の層が重なることで徐々に色が深くなっていくため、どこまでも平らな画面なのに不思議な奥行き感があります。画用液は独自の調合で光沢がほどよく、仕上げのワニスは不要です。

数年前に橋本先生の講座で透明技法を教わり、その後私は技法に忠実に制作を続けているわけではないのですが、油彩という画材の特徴や扱い方を丁寧に教えてくださる先生だったので、当時の私にとって良い勉強になりました。

「自然」を切り口にさまざまなモチーフと技法を用いて、個性豊かな作品が集まっているこの展覧会。
技術や技法や素材など、絵画のさまざまな視覚的要素を楽しんでくることができました。

ここ2〜3年ほど、世界観という言葉になんだか振り回されているような自分が少し嫌になっていて、私には「視覚的に純粋な美しさや面白さ」を追い求める部分が大きく欠けているのでは、と考えることが増えています。
もっとまっすぐに、自分の描くものを深く掘り下げていきたい。
迷うというのではなく、自分の中に変化を起こしていきたい。
そういう想いを新たにしながら、美術館を出ました。

東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/

さて、損保ジャパンのビルの1Fまで降りてきて気づいたのですが、現在1Fでは、新宿区立の小・中学校特別支援学級・新宿養護学校の連合作品展が1/29まで開催中です。

小中学校の連合作品展は自治体単位でいくつか開催されていますが、教える立場の人間として、学校の図工・美術教育がどのように行われているのかを参考にできる機会という意味合いだけでなく、きっと「人生のこの時期だからこそ、この時期にしかできない」のだろうなと思えるみずみずしい表現の作品の数々に、なんだか癒されてしまう部分もあります。

「クインテットV 五つ星の作家たち」をこれから鑑賞される皆様は、ぜひ1Fの連合作品展も寄ってみてください。
↓↓↓↓↓↓

新宿区立小・中学校特別支援学級・新宿養護学校  「連合作品展」開催のお知らせ
(新宿区のWebサイトから)
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/gakko01_000003.html
posted by はやしすみこ at 19:04| 東京 ☀| 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月15日

【今年はドローイングをライフワークに】

私がやっているデッサン教室で、「ペン画を描きたい」という生徒さんがいらっしゃるため、このところ線描のタッチ研究の時間が増えてきています。

画材はジェルインクボールペンを使っているのですが、最近、だいぶ私自身も自分の好みの線がわかってきて、線を描くのが面白くなってきました。

だから今年は、デッサン教室の教材サンプルのためだけでなく、自分自身の楽しみとしてドローイングの習作をどんどん増やしたいです。

そろそろ、今までは写真を撮りためるばかりだった「空」にもチャレンジできそうな気がします。

最近、線を描くのが面白くなってきたので、こういう空の習作も今年はたくさん描こうと思います。


空の色や雲の形は、一瞬たりとも同じ表情を保ってくれない。
特に夕方の空は、沈んでいく太陽のために変化が特に早く見えます。
5分程度でも、所要時間としては長すぎるくらい。

私の苦手な、瞬発力。

線を描いていくうちに何が見えてくるのか、今は自分でもよくわからないのですが、もっともっと気持ち良い線が描けたらいいなと思いながら、どんどん描いてみたいと思います。

ドローイング類は、最初はインスタグラムにアップすると思うので、よろしければインスタグラムの方もフォローしてみてくださいね。

インスタグラム https://www.instagram.com/sumicohayashi/
posted by はやしすみこ at 23:09| 東京 ☀| 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

【年初の参加展覧会のおしらせ -「トンドの夢想家達」「線と展」】

年初の参加展覧会のお知らせです。本日は2つ、お知らせいたします。

※※※※

【1/10〜 トンドの夢想家達】

会期 2017年1月10日(火)〜14日(土)、19日(木)〜21日(土) 全8日間
時間 13:00〜19:00 ※最終日17:00終了
場所 ギャラリー オルテール
住所 東京都中央区京橋1-6-10 ミカタビルB1F

ギャラリーオルテール様の恒例の企画グループ展「トンドの夢想家達」展。今回で2回目の参加となります。この展覧会は「円形(楕円形も含む)の作品であること」をコンセプトに、1作家1〜2点の着彩作品を出品いたします。

【2/13〜 線と展】

会期 2017年2月13日(月)〜19日(日)
時間 11:00〜18:30 ※最終日16:30終了
場所 ギャラリーあづま
住所 東京都中央区銀座5-9-14 銀座ニューセントラルビル1F

二科会所属の田中誠さんの企画によるグループ展で、参加作家は二科会のメンバーを中心に、古くからの友達つながりのメンバーが加わって、今回で5回目となります。

※※※※

ここ何年か、私は油彩画と鉛筆画のいずれかまたは両方という感じで出品しておりますが、今回ご案内する2つの展覧会は、油彩画での参加となります。

本日、ご案内状を郵送いたしました。

日頃お世話になっているお客様や関係者の方々のほかに、久しぶりにご連絡差し上げた方もいらっしゃいます。。。意外な方にも届くかも。ちょっとかしこまった送り状を同封してみました。

なお、SNSで近況を知り合っている方々は、大変恐縮ですが、基本的にはインターネット上でのお知らせでご案内に替えさせていただきます。

会期中、お近くにおついでがありましたら、ぜひお立ち寄りください。
posted by はやしすみこ at 12:29| 東京 ☀| 展示会・活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月02日

【2017 本年もよろしくお願いいたします】

2017年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年は酉年、年賀状の絵柄はやはり素直にニワトリにしました。

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今回は、年賀はがき印刷を発注するための版下と割り切って、線画は手描きしましたが、着彩はパソコン(Photoshop)です。ペンタブは苦手なので、マウスでブラシツールを操作し、水彩画風にしています。

このニワトリ、羽根を花弁に見立てて描きました。これは、だいぶ前の初個展の頃によく描いていたアイデアです。

鳥+花は、割とよくあるベタなアイデアですが、当時、花弁の鳥を描いた40号で、現代童画展の初入選をいただいたし、思い出が色々あります。

ただ、久しぶりに描いてみると、ずいぶん自分の絵も変わったなと思います。描いている年月だけは伊達に長くなってしまっているので、むしろ変化がない、という方がおかしいかもしれませんね。

このニワトリ、全身は描いてないんです。
今年も色々展示の予定があるので、どこかで出せるかもしれないし、近々描いてみようと思っています。

さて、ニワトリの説明だけで字数が増えてきましたので、元日の話を。

元日は、いつも通りに地元の神社へ初詣に行ってきました。無事、新年を迎えられたことに、感謝の手を合わせてきました。

初詣の他は、元日にいつも行く喫茶店でコーヒーを飲んで、年賀状を読んだり書いたり。夜には滅多に電源の入らない我が家のテレビで久々に「相棒」スペシャルを観ました。

穏やかに晴れた1日で、なんてこともなく無事に1日を暮らせるというのは良いものだなあとしみじみしました。

ところで、初詣の帰りに、初めて焼きマシュマロを食べました。
最近では全然珍しくない食べ方なのだそうですが、外側が薄くパリパリして中はとろーんとしてて、温かいマシュマロなんてすごく不思議で美味しかったです。

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今年はどんな1年になるでしょうか。
私にできることは多分少ないけれど、それでも、私にできることで誰かの幸せをほんの少しお手伝いできたら上出来かなと思います。
posted by はやしすみこ at 11:16| 東京 ☀| Comment(0) | 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月31日

【今年のしめくくりに思う、学びの実感について】

毎年、思うのです。
日が昇り沈む1日であることに変わりがないのに、大晦日とか元日とかの意味を与えることで、その1日が急に特別なものと思えてしまうのは、本当に不思議です。

というわけで今日は大晦日。あと少しで今年が終わります。

今年は私にとってどういう1年だったのかな、と改めて振り返ってみると、常に停滞感があり、例えば巨大迷路の中で無意識に同じ道に戻って袋小路、そういうモヤモヤした感じでした。

この感じは昨年にもあったもので、しばらくずっとモヤモヤしているようです。

ただ、そういう中で今年初めて実感したのは、時間が経たないとわからないことがたくさんあるのだなということでした。

何かを学んでいる過程で、学べば学ぶほど自分が向上していく実感が得られるというのは素晴らしいことですが、実際、ほとんど実感が得られないまま学びの期間が終わってしまうことは多いのではないか、と思います。

場合によっては、高い受講料を無駄にしてしまった、と瞬間的には思うかもしれません。

しかしその後もなんだかあれこれ続けていると、何かの拍子に、「ああ、あれはこういうことだったのか」と、自分の変化にふっと気づくことがあります。それは数日後かもしれないし、もしかしたら半年や1年後かもしれない。

今の私には、学ぶといっても絵のことしかないので、具体的には絵を描いていく上での色々な実感のことなのですが、今年は「あの時間は無駄ではなかったのだ」と思えることが何度かありました。

それは多分、端から見たらとても小さなことなのですが、小さくても実感は実感です。
おおいかぶさってくるような日々の停滞感の中で、ささやかな希望でした。

「学ぶ」ということで「技術ばかり向上しても意味はない」という横槍を受けることはありますが、本当の学びというのは、メンタル面の影響も含めてもっと複雑に絡み合った成果が出るものだと思うので、今のところは学びを深め続けたいし、それによって少しでも作家として成長できればいいなと思います。

そして、ご縁あって私のところにたどり着いてくださった、アトリエうみねこのデッサンの生徒さんたちにも、私が居たからこその学びがあるようでありたいと思っています。

−−

最後になりましたが、今年の私を支えてくださいました全ての皆様に、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。
今の私には、絵を描くことで誰かに喜んでいただけることが、とても幸せです。
posted by はやしすみこ at 16:57| 東京 ☀| 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

【高尾 トリックアート美術館を楽しみました】

京王線の高尾山口駅目の前の、トリックアート美術館。
もうかなり昔に高尾山のハイキングコースを歩きに来ていた頃には無かった施設なので、ずっと気になっていました。

オープンしてから20年も経っていたんですね、やっと訪ねることができました。

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エジプトの神殿風のすごく不思議な建物で、受付で入場料を支払うと、鑑賞用の目隠しを手渡され、スタッフの方から館内について簡単な案内があります。

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実は、トリックアートとは言っても、だまし絵の作品が色々展示されているくらいのイメージで気楽に行ったので、順路がスタートするなり、壁や床一面に描かれたトリックアートに錯覚する状態が始まると、一気に楽しくなっていきました。

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気をつけてお進みくださいと入り口で注意を受けましたが、その通りで侮れません。奥行きがあるのかと思うと床やら壁やらの平面で、1か所、思い切り頭突いてしまった。。。館内全てがトリックでできています。

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例えばこれ、ワニに襲われそうになっていますが、私は床にしゃがんでいるだけで、ワニの池も円柱台も床に描かれた平面作品です。

館内随所でトリックアートを体験しながら、自由に写真や動画を撮影できるので、ご家族やお友達など何人かで訪ねるとかなり楽しめそうです。

美術館側が制作した、館内の楽しみ方ビデオも随所で流れているので、色々なポーズでオモシロ写真に挑戦してみたくなります。

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他のお客様も、皆さん本当に楽しそうに廻っていらっしゃいました。

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↑↑↑ 一番面白かったのはこれかな。。。

あまりネタバレすると、これから初めて訪ねる方の、実際の楽しみが減ってしまうと思うので、写真はこれくらいにしようと思います。

そして注意事項。

トリックアート美術館、とにかく面白かったのですが、入口から出口までずっと錯覚を起こしながら進んでいくので、

※ 油断すると酔います (←私は最後の部屋で酔いました)

三半規管が弱いなと思う方は、休憩しながらゆっくり鑑賞されると良いと思います。

トリックアート美術館

ところで、高尾山口駅とても美しくなりました。

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昔の、いかにもこれから登山だぞ!な駅舎の感じが少し懐かしくもありますが、登山口までの商店街でお蕎麦やお饅頭をいただいたり、温泉を楽しんだり、気軽な観光地としても、いつも待っていてくれそうな気がします。
posted by はやしすみこ at 00:40| 東京 ☀| Comment(0) | 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月13日

【ここ何年か、年末年始は現代童画展のアンケート集計です】

今年の現代童画展は11月中旬に終わりましたが、展覧会後も諸々の作業が進行中です。

(私は現在、現代童画会という美術公募団体に会員として所属しています。現代童画展は、現代童画会が開催する、年に1度の大規模な公募展で、300人ほどの所属作家の作品と、一般公募枠の作品とで、そこそこのボリュームの展覧会となります。)

展覧会後は、展覧会場で回収したアンケートの集計作業も担当していて、私を含め、今年も例年どおりのメンバーを中心に進んでいます。今朝は、アンケートで資料希望してくださった方々への郵便物を差し出してきました。(郵便物作りを手伝ってくれた方々ありがとう^^)

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現代童画展に一般公募枠で出品し始めたころは、公募団体がどういうものか内部事情も全く知りませんでした。

いざ自分が会友推挙となり、会に所属してみると、事務作業も諸々担当するようになり、「放っておいても運営は回るものではなかったんだ」という当たり前のことに、ようやく気付きました。
それまでがのほほんすぎたのかも。会友推挙となってからぼちぼち7、8年経つでしょうか。

最初に出品した16年前は、お世話になっていた方から「あなたの作風にあう展覧会だから」と出品を勧められたからでしたが、その後、ライフワークのように何となく出し続けていたら、いつの間にか(16年も経過していていつの間にかというのも変ですが)、会員になって現在に至ります。

会の諸々の事務作業は、私自身は「会の仕事」と言っていますが、報酬が発生しているわけではないので、自分自身のことで多忙な期間に作業が立て込んでしまうと、実際けっこうきついです。

それなりの人数が所属していて全国にいるし、誰がどのくらいのボリュームでどのような作業を担当しているのか全体は把握できていないので、時々自分ばかり苦労しているような気になったり。

それでも16年も居てしまったのは、美術団体の会員という肩書き?とかそういうことではなく、純粋に、会に所属しなければ無かったと思う出逢いの数々のためかな、と最近考えることが増えました。

今デッサンを教えていただいている先生も、会に所属しなければ出逢えませんでした。
絵を描くことにおける精神論などは先生の影響をかなり受けていることを、時々強く自覚します。

誰かがそれぞれの役割を果たしながら会は続いていて、私もそのピースのひとつになっていて、これから自分は会の中でどうなっていくのかわからないけれど、

ひとまずは目の前にあるアンケートの山を締め切りまでにまとめたいと思います。
集計は大変ですが、アンケートに記入いただいたご感想などを全部読める立場なので、現代童画展にお越しくださったたくさんの方々の想いを受け止めながら、ここ何年かの年末年始を過ごしています。
posted by はやしすみこ at 22:08| 東京 ☀| 現代童画会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月27日

【次回出品予定 - ドラードギャラリー 第6回創作表現者展】

現代童画展が終わり、これまではそれが一年のしめくくりだったのですが、ここ何年かはドラードギャラリーが一年のしめくくりになっています。

次回展示出品予定のお知らせです。

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−−

ドラードギャラリー 第6回創作表現者展
2016/12/9(金)〜12/18(日)
12:00〜20:00 最終日19時終了
※水曜日は定休日です
東京都新宿区早稲田鶴巻町517 ドラード和世陀103
東京メトロ東西線「早稲田駅」から早稲田大学方向に徒歩数分

−−

100点以上の小作品が集まるドラード恒例の公募展です。
今年は立体の出品が少なめと聞いているので、ドラードギャラリーの壁面に所狭しと平面作品が並ぶ光景を、いまから想像しています。

私はサムホールサイズの油彩画1点、を昨日搬入してきました。
以前SNSなどに画像を投稿したことがあるのですが、結局今年どこの展覧会にも出品の機会なく自宅で眠っていたこの絵を出品します。

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絵としては地味な一枚ですが、今年、一番心穏やかに描けたものです。
人物の背中で何かを語らせるのはとても難しいですね。

そうすると「背中にどういう思いを込めたのですか?」という質問が来そうですが、それは答えないつもりです。観てくださる方々が、それぞれ何かを感じたり、想像したり、思い出したり、そういう時間にしてくだされば嬉しいです。
posted by はやしすみこ at 18:13| 東京 ☀| 展示会・活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月23日

【「最後の秘境 東京藝大」久しぶりに、読了できた本】

少し前にどこかに掲載された記事でこの本を知りました。

「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」
著者:二宮敦人/出版社:新潮社

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多分、この本は読まない。。。と思っていました。
最初に見かけた紹介記事で、なんだか随分と画学生がバカにされている気がしたから。

それが偶然、いえ、結局気分を害した分だけ忘れられなかったわけです、ある日用事の場所に早く着き過ぎてしまい、時間稼ぎに入った書店の新刊コーナーで、平積みになっていたこの本を思わず手に取ってしまった。

著者のパートナーは現役芸大生。
芸大生(音楽、美術)へのインタビューを元にしたノンフィクション。

何ページかめくってみると、「インタビューが丁寧な作家だな」という印象を受けたので、読んでみる気になりました。

私は絵を描く人なので、「東京藝大」というと美術学部の方しか思い浮かばないのですが、実際には音楽学部もありますよね。この本は、美術学部、音楽学部、双方の学生へのインタビューに基づいて書かれていました。

つまり、美術のことと音楽のことが交互に出てくる感じで構成されています。

そのため、頭を切り替えながら読み進めるのがちょっと大変だったのですが、本を読むのが遅く、時には読み終えられないほどの私なのに、2日間くらいで読了しました。

読み終えて最初に思ったのは「いい本だったな」です。
インタビューが丁寧で文章もシンプルなので、作家の主観は入っているにせよ、一定の価値観へ誘導するような作為的な印象がなかったからかな、と思う。

ただ、全体的にシンプルゆえに淡々としていてあとがきも無いので、ふわ〜っと終わってしまう感じはして。

そのせいなのか、改めて本のタイトルや帯の煽りっぷりに、妙な感心をしてしまった。

私も美大を出ていないから藝大は未知の世界ですが、「最後の秘境」かどうかはわからないし、
(そこまで神秘のヴェールで覆わなくても)

どう読んでも「抱腹絶倒」はしないし、
(どこでお腹抱えて笑っていいのかわからなかった)

「探検記」というほど探検じゃないし、
(藝大生に取材をしたノンフィクションですよね)

うーん。。。

卒業後の行方不明者多数、も結構な言い方で、
行方不明、という言葉のインパクトもさることなれど、何を基準に「行方不明」としているのか、帯のフレーズだけだとわかりづらい。
(本文を読むと、ああそういうことね、と思います。)

−−

私も描く側にいる人間で、学生時代には合唱に明け暮れた経験もあるので、この本に書かれている学生たちの姿はさほど不思議なこととは思えないというか、いろいろ噛み締めながら読んだけれど、表現の外側にいる人たちには、ひどく奇異に思えることばかりなのかな。

まあ、私にも「畑違いの人たちの考えていることって、独特でわからないわー」と思う場面はたくさんあるので、そういうこともあるのかも。。。

私が自分の立場でこの本を誰かに勧めるとしたら、まずは、一生懸命に絵を描いてきたのに、現在進行形で色々なことが見えなくなってしまっている人たちでしょうか。

夏に通った芸大公開講座で、油画の先生による講評の中にあった「切実さ」という言葉が印象にのこっているのですが、表現を目指す人たちにとって、表現というものがどれだけ「切実なこと」なのか、その原点を振り返れるかもしれない、そういう本だと感じました。

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最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
posted by はやしすみこ at 23:17| 東京 ☀| 音楽・演劇・映画・本・グルメ・その他雑食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする