2021年06月02日

【8ヶ月ぶりに近況報告、大学、教職過程、デッサン教室、その他】

前回のエントリー、3年生の学内コンクールでした。
あれから8ヶ月があっという間に過ぎ。
今年の年初のご挨拶もないまま、
梅雨入り間近。

私は無事、大学4年生になっております。
教職過程と必修科目以外の卒業単位が揃いました。
大学は、一部の大人数の座学がオンライン授業のままですが、
基本、対面授業に戻りつつあります。

ただ、サークルや課外活動などは相変わらず制限されており、
緊急事態宣言中の今、アトリエ使用時間も時短です。

今年入学した武蔵美の新入生の皆さんは、
どんな学生生活をスタートさせているでしょうか。

さて、昨年の3年生学内コンクール、
何かの突破口になればと思っていましたが、
結局なにも掴めないまま、評価も低く終わりました。
結構凹みました。

コンクールの後は、
S20号の油彩を1枚だけ仕上げ、
あとはドローイング中心で方向性を探っており、
今、卒業制作の四文字が重くのしかかってきているところです。
卒業制作の方向性は決まりましたが、
ちゃんと仕上げられるのか、
大きなキャンバスを前にしたら何も描けなくなってしまうのではと
かなりのプレッシャーです。

ただ楽しく思うままに描いていた頃がなつかしいです。
いったいどのくらい昔の話だろう。

教職過程の方は、
5月までに教育実習を終えまして、
教育実習がらみの必修科目を履修したら、
必要単位が揃う予定です。

教育実習は出身中学校に受け入れていただけました。
私自身が受けた学校教育とは全然違う、今の学校教育。
その違いに驚きながらも、色々な実感を持ち帰りました。

あとは、教員採用試験を受けようと思っており、
春休みには某スクールで二次試験対策講座に通い、
4月に受験申し込みもしたので、
試験勉強も日課になっています。

そして、今年もまた、春に骨折するという惨事が起きました。
一昨年は3月に左足の捻挫。
昨年は4月末に右足の骨折。
今年は左手を2箇所骨折。
やっと、ギブスを外すようにお医者様から言われ、
骨折した箇所がだいぶこわばってしまったのでリハビリ開始。
まだ痛いですが、リハビリ頑張ります。

アトリエうみねこの方は、
クロッキー会をZoom配信で継続中。
レッスンは1組の生徒さんだけ再開しました。

ざっくり近況報告のつもりがかなり長文になりました(汗)
それなりに頑張って生きております。
コロナ自粛の閉塞感で、運動不足もあり鬱々としてはいますが、
なんとか、今年後半も乗り切っていきたいなと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
posted by はやしすみこ at 01:07| 東京 ☁| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月28日

【油絵学科の3年生コンクール、今年は学内公開のみ】

現在、日本の大学では、
オンライン授業と対面授業の扱いが
大学ごとに違っていて、
まだ対面授業に戻れていない大学もあるようですね。

クラスター発生のニュースもちらほらみかけますし、
いつか全ての大学が元の学びに戻れるのでしょうか。

もちろん、大学だけの話ではなく。

武蔵野美術大学も、
まだ座学はほとんどがオンラインのまま。
しかし、実技や演習を伴う授業については、
一部、三密を避けて対面授業を再開しました。

私自身は、夏の終わりから
油絵学科の課題をアトリエで制作、
後期の座学は
教職課程の授業が集中していることもあって
それらは対面授業のため、
ほぼ毎日通学している状況です。

さて、

油絵学科では、重要な課題が3つあります。

2年生から3年生に上がる時の、進級制作。
これはもう終わった。

当然ながら、卒業前の、卒業制作。
来年度の最大イベント。

そして、3年生の秋に行われる、学内コンクール。
9月初旬からコンクールのための制作を行ってきました。

例年でしたら武蔵美関係者でなくても
コンクールの展示を観覧いただけるのですが、
今年はコロナ入構制限のため、
学内でのみ公開となります。

今日、コンクールのための展示作業がありました。
12号館の地下展示室、天井が高いです。
私はM80号。
アトリエだとそれなりの大きさに見えましたが、
やはり展示室に飾ると小さいですね。

12号館の地下展示室入り口の天井は、
空が見える。
学内の大好きな場所のひとつ。

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武蔵美に入学するまで、
それなりの年月描いてきました。
一緒に展示をする仲間が変わったり、
美術団体に所属したり、
美大予備校に通ったり、
ようやく美大に合格して美大生になって。
その中で、良い意味でも悪い意味でも、
ずっと何かに翻弄されてきました。

本当の意味で自由な自分になって、
自分らしい絵を描きたい。

たったそれだけのことなのに、
なぜこんなに翻弄されているのか。
いまはまだただ苦しいのに、なぜ続けているのか。

人間とは、知らず知らずのうちに、
自分自身のことも束縛するもののようです。

このコンクールをきっかけに、
自由な私に向かって大きく前進できたら良いのに。

コンクールの講評会は10/1、
10/2から展示が学内公開です。
posted by はやしすみこ at 22:59| 東京 ☁| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月12日

【3年生への進級を控えて】

大学生になって、早くも2年生が終わろうとしています。
油絵学科では、2年生最後の課題として、進級制作があります。

サイズ制限はありますが、テーマも手法も自由で、各自作品を制作します。

武蔵美の油絵学科は油絵専攻と版画専攻があって、両専攻合同で、制作した作品が学内で公開される進級制作展が開催されます。

進級制作展は今週火曜日に始まり、明日終了です。

月曜日には、油絵学科の教員による合同講評会が開催され、各教員の個人賞が決まりました。

昨年の進級制作展を見た時に、恥じるような作品は残すまいと思いました。
もう美大生活も折り返し地点なのです。
あと2年で何かをはっきり掴めるのかどうか。

私の進級制作の評価は、ざっくりまとめると、悪くはないが魅力に欠けるというものだったようです。魅力に欠ける。作家としてはおそらく致命的な評価です。

今後への課題は沢山あります。
ただ、今回久しぶりに自分自身が自由になれていた気がするので、進級制作に悔いはありません。

来年度も描き続けます。

進級制作 タイトル「The Empty Garden」
油彩 P50号

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posted by はやしすみこ at 18:49| 東京 ☀| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月27日

【武蔵野美術大学芸術祭、終わりました】

本日、武蔵野美術大学の2019年芸術祭が終了しました。私の展示出品した2号館202教室は、3日間で2000人以上のお客様が訪れてくださいました。
改めて、武蔵美芸祭にどれだけのお客様がお越しくださったのか、その規模を実感しました。

今回は、同級生との2人展で、生まれて初めて誰かと1枚のキャンバスに絵を仕上げるという経験をしました。

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相方は、作風も制作速度もお互い大きく異なるのですが、内輪では、案外2人の色の使い方は似ているのかもしれないという感想ももらったりしました。
私なりには楽しかった。相方が望んでくれるならまたやりたいです。

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正直、どれだけのお客様のお心に作品が残ったのかはわかりません。壁の前を素通りされた方もいらっしゃるし、何度も何度も眺めてくださった方もいらっしゃいました。わずかですがご質問にお答えしたりもしました。

お客様のちょっとしたことにドキドキしながら部屋の隅で監視当番をしていた3日間でした。

まだ、明日から展示会場の撤収作業が残っており、「家に着くまでが遠足」の言葉通りまだ芸祭は完全に終わったとはいえません。

来年のことをかすかに考えながら、明日から片付けのため登校してきます。
posted by はやしすみこ at 21:14| 東京 ☁| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月25日

【武蔵野美術大学芸術祭が始まりました】

遅れてのお知らせで大変恐縮です。
本日から武蔵野美術大学の芸術祭が始まりました。
初日は大雨で大変寒く、朝は雨に震えながら登校したのですが、
この悪天候にもかかわらずいらしてくださったお客様、
本当にありがとうございました。

【武蔵野美術大学芸術祭】
2019/10/25(金)〜27(日)
10:00〜18:00(最終日17:00終了)
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
住所:東京都小平市小川町1-736

アクセスは主に3通りで、
(1)西武国分寺線 鷹の台駅より、徒歩約18分
(2)JR中央線 国分寺駅より、バスで約20分
(3)JR中央線 立川駅より、バスで約25分
となります。芸術祭の特設サイトで詳細ご確認ください。
http://www.geisai.jp/

私は、2号館202教室にて「セルフポートレート」というタイトルの
展示に、油絵学科の同級生と出品しております。
2人で描いた合作も展示しています。
年齢差が親子ほどもある2人ですが、
合作はさぐりさぐりながらも楽しかったです。

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明日は雨も上がるかなと思いますので、
この週末、ぜひ武蔵野美術大学までお運びください。
展示会場の202教室には、お昼前後に4時間程度、
会場係として座っております。
posted by はやしすみこ at 21:12| 東京 ☔| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月18日

【大学の芸術祭がもうすぐ】

今年もあと10週しかない。。。!という事実をかみしめている今日この頃です。
大学の後期ももうすぐ折り返し。
武蔵野美術大学では、来週10/25〜27の3日間、芸術祭が開催となります。

今年は私も展示で芸祭に参加。
過去作が中心になりますが、まだ原画はご覧いただいていない方も多いと思いますので、この機会にぜひ。

2号館の202教室にて、油絵学科2年の同級生と2人で、「セルフポートレート」というタイトルで出品します。

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多分、いわゆる自画像的なものは出ないはずですが、自分自身がここにあるという想いで、展示のタイトルをつけました。

まだ鋭意制作中です。

さて、先日Twitterに武蔵美の図書館の夜景を投稿したら思いの外好評でした。
やっぱり灯りの存在は美しいです。

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posted by はやしすみこ at 10:11| 東京 ☔| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月04日

【今更振り返りの大学2年前期、介護等体験】

10月になってしまいましたね。大学後期が始まって、もう1ヶ月が経過しました。
ひとまずのろのろと前期の振り返り、今回までお付き合いください。

****

私は大学で教職課程を履修していて、中学美術、高校美術の教員免許を取得しようとしているのですが、教職課程の一環として、履修2年目に「介護等体験」という7日間が用意されています。

用意されている、というより、小・中学校の教員免許状を取得したい場合には7日間以上の介護等体験が法律で義務付けられています。

文部科学省Webサイト「資料1-3:平成9年介護等体験特例法の概要」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1314079.htm

平成10年度の大学入学者から適用された法律のようなので、私が1度目の大学生だったときは当然そういう話は聞いたことがありません。なので、大学の教務から介護等体験についてのお知らせを受け取った時は、一体なんのことかわかりませんでした。

武蔵美では、介護等体験の7日間の実習を「美術と福祉」という通年科目の中に位置づけ、1年をかけて福祉の現場における美術的アプローチについての実践と考察を深めるようカリキュラムが組まれています。

そのようなわけで、前期は日曜日に某施設に通い、学生が授業で指導を受けながら準備を進めた美術ワークショップの企画を、利用者の皆さんと一緒に実践してきました。

私自身は、「アトリエうみねこ」という名義でデッサンの個人教授をしたり、公開講座の講師をさせていただいたりと、様々な年齢や立場の方々と、絵を描くことへの想いを共有してきましたが、

介護等体験では、自らの意志で造形活動をしたい方々の所へ出向いていくわけではないので、最初は戸惑いを感じました。しかし、回を重ねて施設の利用者の皆さんと交流が深まるにつれ、たくさんのエピソードが生まれ、たくさんの「人としての想い」に触れる機会にめぐり合いました。

後期の授業では、介護等体験の7日間を振り返りながら、集大成としての報告書をまとめるための様々な考察やクラス内発表などが実施されています。

介護等体験の実施内容については、施設の利用者さんのプライバシー保護のため、これ以上具体的なことは言えません。

それでも、心身ともにハードな思いをしながら、私にとって大切な7日間であったことには変わりがありません。
posted by はやしすみこ at 00:14| 東京 ☁| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月15日

【今更振り返りの大学2年前期、予定が詰まりすぎた】

さて、今更振り返りの大学2年前期の続きです。

今年は2年生なので、
できるだけ取得単位を増やし、
教職関係の活動にも参加しようと、
もともと考えてはいたのですが、
最初から色々見誤りました。

朝の早起きがつらかったので、
1限に予定を入れるのを極力避ければ、
それなりの単位数を確保したいなら
5限の授業が増えます。

というか、そもそも教職課程の授業が
5限に設定されていました。

5限の時間帯まで学校にいると、
帰宅できるのは午後8時くらい。
春先から鉄欠乏貧血が再発していた私にとって、
新学期も1ヶ月半くらい経過した頃には
だいぶ体力が消耗されていました。

ここからさらにムサビる!(これは改めて書きます)
ここからさらに介護等体験(これも改めて書きます)

いや絶対無理。

というわけで、
5月中旬に、5限の授業を1科目だけ履修登録削除しました。

結局その5限の時間帯に課外活動が入ったりして、
実質的には楽にはならなかったのですが、
やはり自分のキャパを超えないような
スケジュール組みは大切だなと痛感したのでした。。。

写真は、鷹の台キャンパスの中でいちばん好きな桜の木です。
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(さらに続く)
posted by はやしすみこ at 10:58| 東京 ☁| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月13日

【今更振り返りの大学2年前期、まずは銅板彫塑】

大学の前期は7月中旬に終わって居たのですが、
8月上旬まで怒涛の日々が続き、
5月14日からブログが更新されていませんでした。

大学2年の授業は、結構ツメツメの履修届けからスタートしました。
2年生は、専門科目が3限4限の時間帯に詰まるため、
共通科目はできるだけ1限は入れずに朝ゆっくり過ごそう。。。



思っていたのですが、
2年生は教職課程の授業がハードになったり、
1限のノートテイク(※)を担当したり、
課外活動に参加したり、
様々な要因が重なってどんどん体力を消耗していったのでした。

(※)ノートテイクというのは、聴覚障がいの学生さんに付き添い、
授業で先生が話した内容の要約筆記のサポートをすることです。

そして、体力の消耗を最も促進したのは専門科目。
油絵学科なのですが、2年の最初はなぜか彫塑の授業で、
5週間も銅板を、

焼いて冷やして叩いて曲げて穴開けて繋いで
焼いて冷やして叩いて曲げて穴開けて繋いで
焼いて冷やして叩いて曲げて穴開けて繋いで

の繰り返しで、羊をモチーフ(モデル)に、
ほぼ実物大の立体作品を作っていました。
銅板を叩くのは本当に大変な作業で、
上腕二頭筋が鍛えられた鍛えられた。。。

完成したのは、これです。
片方の耳が、ぺこっと折れてしまう可愛い子でした。

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毎日、本物の羊をモフモフしながら
肉付きや立体感を確かめつつ作るのですが、
私がモデルに選んだ羊さんはとてもビビりで、
なかなか触らせてくれませんでした。

それでも、干し草をあげたりしながら、
隙を狙ってモフっとしたり。。。

羊の皮脂って結構すごかったです。
モフモフすると指先がしっとりしてくるほどでした。
posted by はやしすみこ at 23:41| 東京 ☀| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

【モフモフどうぶつセラピー?】

今日、通学の電車内の小さなテレビモニタで「奄美地方が梅雨入り」。
え、もう?と思ったのですが、
例年より3日遅い梅雨入りなのですね。

10連休だったGW(私には8連休でしたが)が終わり
あっという間に1週間。
昨日は何やら疲れが出たみたいで、
珍しく午後の授業を自主休講して帰宅し、
倒れこむように寝ていました。

連休の休みが長すぎて生活のリズムが乱れ、
体調を崩している人はけっこういるのではないでしょうか。

さて、新学期の実技授業は、彫塑から始まっています。
油絵学科なのですが今回は立体の課題で、
銅板を熱して冷まして叩いて繋いでを繰り返しています。

モチーフは、羊またはヤギの頭部で、
本物の羊やヤギを、
スケッチしながら立体感を確かめ、
モフりながら立体感を確かめ、
来る日も来る日も銅板を叩いております。

毎日、どうぶつと触れ合えるというのはいいですね。
なんだかとても癒されている気がします。
課題をやりながらアニマルセラピーしているような感じ?

もうすぐ課題期間は終わってしまうので、
そうしたら羊たちともお別れなのですが。
posted by はやしすみこ at 22:09| 東京 ☁| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月05日

【新学期始まりました】

4/2に油絵学科の新2年向けにオリエンテーションが開催され、新学期が始まりました。
無事進級できて良かった。。。

今週中はまだオリエン週間なので、少しのんびりしています。

とはいえ、春休み中のような二度寝などは出来ないので、しばらくまた生活サイクルに身体がついていくまで時間がかかりそうです。

武蔵美の鷹の台キャンパスも、いま桜がきれいに咲いています。

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図書館は、ガラスに桜の木がまるっと映り、桜が倍量に見えるスポットです。

いま、キャンパス内の美術館では、昨年度卒制の優秀作品展を開催していて、全学科から100点ほどの作品が集まっています。1月の卒制展や2月の五美大展を見逃した方、どちらもじっくりご覧になった方、どなたも是非お越しください。

優秀作品展では、作品ごとに、学生のステートメントと指導教授からの講評が掲示されています。

そして、そのあと、美術館からつながる図書館の鏡桜(←勝手に命名)も、お楽しみください。

さて、この週末は履修計画をしっかりして来週に備えます。

posted by はやしすみこ at 08:07| 東京 ☀| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月10日

【3331アートフェアのイベント】

3/6〜3/10の日程で開催の、3331アーツ千代田のアートフェア。
3/8(金)の夕方に行われたイベント「続 アートの教育現場とマーケット」というトークショーを拝聴しました。

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美大というのは、子供の頃の私は「画家になりたい人が勉強しに行く所」だと単純に考えていましたが、美大を卒業したとて作家になれる保証もないし、美大に行かずとも作家になった人はいる。
それに、美大に行く全員が作家になるつもりでいるわけでもない。

私自身にしても、美大で美術の教員免許を取得するという目的はあるにしても、自分が美大に行けたら、卒業できたら、自分の何がどうなるのだろう?というような、モヤモヤしたものが常に行ったり来たりしています。

トークショーは、各学校の簡単な紹介から始まり、「作家として、在学中に身につけるべき思考や経験はなにか」「卒業生をどのような世界に押し出しているという実感があるか」というようなテーマに沿って対談するという形式でした。

このセミナー、要約筆記の練習も兼ねてたくさんメモをして帰ったのですが、それを帰宅後にノートに改めて起こしながら、

結局、作家になる、なれないは本人のモチベーションに依存していて、学校の存在は、在学生に対して、在学していない人には掴みづらい機会を提示しやすい、というアドバンテージに尽きるのかな?

と、あまりにざっくり言うとそのようなことを考えました。

美大も大学なので、所定の単位を取得すれば卒業はできますし、美大出身という経歴も付きますが、それで終わってしまうのでは学費も時間ももったいないです。

私の美大の最初の1年間は、体力のペースを保つのに精一杯で終わってしまい、何か新しいことが見えたのかというと逆で、悶々とすることが多かったです。

もうすぐ新学期、2年生になります。
次の1年間はペース作りに終始しないよう、新しい展開が訪れるようにしたいと思いました。
posted by はやしすみこ at 13:51| 東京 ☁| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月07日

【木枠のメンテナンス】

先日、大学からもらってきたF15号木枠。
釘を全部抜いて、
残っていたキャンバスのヘリを取り、
軽く表面を紙やすりがけ。
木枠の裏に付いた絵の具などはほぼ取れました。

固く絞った雑巾で木屑などを拭いて、
きれいになりました。

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受験生たちの想いが乗っていたキャンバス木枠、
大切に使わせてもらいます。

10枚分の釘抜きは結構な重労働で、
昨日の夕方から始めてやっと終わったので、
すっかり肩周りが筋肉痛です。

さて、これから掃除機がけをして
木屑を吸い取らねばなりませんが、
力仕事にグッタリしたのですこし休憩します。
posted by はやしすみこ at 12:25| 東京 🌁| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月06日

【美大受験のことを思い出す】

大学で、F15号木枠を無料配布しますという掲示がでて、10枚分もらってきました。

新品の配布ではなく、2月に終わった入試の時の実技試験に使われたキャンバス木枠です。
在校生が持ち帰って、それでも残ってしまった場合は廃棄だそうです。

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絵の部分を綺麗に切り取られて、枠だけになったキャンバス。

木枠の裏には、名前票を剥がした跡や、作品の天地を指定する矢印が書き込まれた跡が残っています。

私の美大受験は結局3浪だったので、色々な思い出というか、まだ「記憶」としか呼べない感じなのですが、あります。

この木枠たちのうちどの作品を描いた子が春から入学してくるんだろう?
と、脇にはみ出した絵の具などを眺めながらしみじみ。

F15号は課題でもよく使うサイズなので、木枠のストックが増えるのは学費が助かりますが、

色々な思いがかけめぐりながらの帰宅でした。
posted by はやしすみこ at 11:07| 東京 ☁| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月19日

【武蔵野美術大学 平成30年度卒業制作展1/20まで】

昨日、大学の卒業制作展を観に行ってきました。
1日で回れると思っていたら大違いで、
結局全部の展示会場を回ることはできませんでした。

展示会場がキャンパス全体に散らばっていて、
同室、同棟に展示されている学科も若干混ざっています。
正門でガイドブック(無料)を受け取って、
展示会場を確認されてからスタートをお勧めします。

武蔵野美術大学の卒業制作展


卒業式を間近に控えた4年生たちにとっては、
大学生活の集大成の展覧会。
私も無事、3年後にはここに卒業制作を展示できるのかな。
4年間の結論として
後悔しないものを展示したい。

展示会場を回りながら、
ふっと思ったこと、わいた言葉。
すぐに消えてしまいそうなので、
ツイッターでつぶやきを連投しながら進みました。

※※※※※※※

武蔵美術大学 平成30年度 卒業・修了制作展
日程:2019年1月17日(木)〜2019年1月20日(日)
時間:9:00-17:00
場所:鷹の台キャンパス
http://www.musabi.ac.jp/topics/20181221_03_01/

鷹の台キャンパス
住所:東京都小平市小川町1-736
JR立川駅またはJR国分寺駅から武蔵野美術大学行きバスあります。
最寄駅から徒歩の場合は、西武国分寺線鷹の台駅から玉川上水沿いに徒歩20分。
http://www.musabi.ac.jp/access/
posted by はやしすみこ at 16:36| 東京 ☀| 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月24日

【祝日も登校日】

土日月の3連休が2週続き、
ゆっくり過ごされた方も多かったのではないかと思います。
私は今、大学生なので、
連休はありませんでした(泣)

せめてお天気が良かったのが救いでしたが、
家族と全然ゆっくり過ごせなかったのが
残念。。。

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後期に入ってもうすぐ1ヶ月が過ぎようとしているのですが、

夏に旅先で熱中症になって以来、
何となく体調が戻りません。
とはいえ、単位を落とすわけにもいかないので、
冬まで頑張って通いたいと思います。

高卒現役の時に大学生だった時より、
今の大学は色々厳しくなっているような気がします。

あの頃は体力があっただけかな?

季節は少しずつ、
本格的な秋に向けて動いていきますね。
posted by はやしすみこ at 18:24| 東京 ☀| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月25日

【夏休みになりました】

久しぶりに自分のブログをブラウザで表示してみたら「60日以上更新のないブログに表示される広告」が出ていて、もうそんなに投稿していなかったのかと改めて思いました。前回ブログは2ヶ月前で止まっていました。。。

さて、この4月から美大に通っているというお話をこのブログでさせていただきました。
なんとか、前期の期末試験やレポートの怒涛をくぐり抜け、夏休みに入ることができました。

寝坊助の私が毎朝5時半起きで1限目の授業に通うなんて、会社員だった頃以来の生活です。
土曜日も授業があり、唯一の休日の日曜は家事やデッサン教室の仕事、休みなしといえば休みなし。
入学してから3ヶ月半、我ながらなんとか体力が持ってよかったなというのが正直な感想です。

春から、会う人会う人に「美大ってどんなとこ?どんな授業するの?」と聞かれることが多く、以前の私も美大卒の絵描き仲間に同じような質問をしていたなと思い返しています。

美大は何か特別な場所だと思い込んでいたのですが、実際に行ってみると、確かに実技の授業はあるものの、いわゆる一般教養の単位も卒業には必要で体育も語学もあるし、昔、現役の時(かれこれ20年以上前)に通った大学と変わらないなあという印象です。

美大には変人ばかりいるのでは、とも聞かれますが、ものすごく変わっている人にはまだ会っていません。ただ、マイペースな人たちが揃っているかなという気はします。
特に油絵の人はのんびりな感じの人が多いような印象。

私も心置きなくマイペースでやっていこうと思います。
夏休みは8月末まで。意外と短いです。
posted by はやしすみこ at 22:32| 東京 ☁| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月10日

【最終日のパレット】

美大入学から早1ヶ月。
必修科目の絵画の、最初の課題制作(裸婦)が最終日を迎え、今日は夕方、皆で明日の講評会のセッティングをして帰ってきました。
その、制作最終日のパレット。

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毎週、月曜〜土曜の午前中まるまると必修科目の時間で描き続けて約1ヶ月。
前半はひたすらクロッキーと木炭デッサン、後半は油彩での本画制作でした。

モデルさんは長期間お疲れ様でした。ありがとうございました。

最近、何人かの方から、私の世界観が完成したねと言われているのですが、どうもそれがしっくりこないのです。それで、油彩は一旦自分の絵面を壊してみたいのですが、壊す勇気というか壊し方が分からず。

卒業制作までにそれなりの答えを見つけたいです。

明日の講評会、教授に何をどのように指導されるのか少し緊張しています。
posted by はやしすみこ at 23:58| 東京 ☁| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

【この春の新しい一歩】

もうすでにGWに入った方もいらっしゃると思います。花粉の季節もぼちぼち終わり、少し風は強いものの良い季節になりましたね。
実はこの春、私は新しい一歩を踏み出しました。黙々とチャレンジしていたのですが、都内某美大に合格しまして、人生2度目の大学生となりました。チャレンジ回数的には3浪です。。。よく頑張り続けられたと思います。

入学して1ヶ月、ようやく履修科目も決まり、土曜までがっつりと必修科目(デッサンやその他実技)の詰まった毎日を、片道1時間半かけて通っています。

何歳になっても、新しいチャレンジは可能ですね。体力の減退は感じますが、これから頑張って何とか卒業制作、卒業を目指したいです。

美大受験を始めたきっかけというのは、話すと長い話なので、今はざっくりと省略しますが、今更入学した学校なので、ひとつでもふたつでも何かを得て、あとどのくらい生きられるかわからないですが将来に活かしたいと考えています。

大学の近くに、小さなクローバー畑がありました。子供の頃よく遊んだ、今はもう無い原っぱを思い出します。
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それでは皆様、良い連休をお過ごしください。
私は多分、仕事と展示の準備とレポート課題に追われていると思います。
posted by はやしすみこ at 23:25| 東京 ☀| Comment(0) | 美大の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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