オンライン授業と対面授業の扱いが
大学ごとに違っていて、
まだ対面授業に戻れていない大学もあるようですね。
クラスター発生のニュースもちらほらみかけますし、
いつか全ての大学が元の学びに戻れるのでしょうか。
もちろん、大学だけの話ではなく。
武蔵野美術大学も、
まだ座学はほとんどがオンラインのまま。
しかし、実技や演習を伴う授業については、
一部、三密を避けて対面授業を再開しました。
私自身は、夏の終わりから
油絵学科の課題をアトリエで制作、
後期の座学は
教職課程の授業が集中していることもあって
それらは対面授業のため、
ほぼ毎日通学している状況です。
さて、
油絵学科では、重要な課題が3つあります。
2年生から3年生に上がる時の、進級制作。
これはもう終わった。
当然ながら、卒業前の、卒業制作。
来年度の最大イベント。
そして、3年生の秋に行われる、学内コンクール。
9月初旬からコンクールのための制作を行ってきました。
例年でしたら武蔵美関係者でなくても
コンクールの展示を観覧いただけるのですが、
今年はコロナ入構制限のため、
学内でのみ公開となります。
今日、コンクールのための展示作業がありました。
12号館の地下展示室、天井が高いです。
私はM80号。
アトリエだとそれなりの大きさに見えましたが、
やはり展示室に飾ると小さいですね。
12号館の地下展示室入り口の天井は、
空が見える。
学内の大好きな場所のひとつ。
武蔵美に入学するまで、
それなりの年月描いてきました。
一緒に展示をする仲間が変わったり、
美術団体に所属したり、
美大予備校に通ったり、
ようやく美大に合格して美大生になって。
その中で、良い意味でも悪い意味でも、
ずっと何かに翻弄されてきました。
本当の意味で自由な自分になって、
自分らしい絵を描きたい。
たったそれだけのことなのに、
なぜこんなに翻弄されているのか。
いまはまだただ苦しいのに、なぜ続けているのか。
人間とは、知らず知らずのうちに、
自分自身のことも束縛するもののようです。
このコンクールをきっかけに、
自由な私に向かって大きく前進できたら良いのに。
コンクールの講評会は10/1、
10/2から展示が学内公開です。