今は、大学通学のため規模縮小でレッスンを続けています。
アトリエうみねこで教えている小学生の生徒さんが、
初めて出品に選ばれた年から観に行くようになった、
調布市の小中学校の連合図工展、連合美術展。
今年もその季節がやってきました。
今日まで小学校の連合図工展が開催されていました。
来週は中学の連合美術展です。
この展覧会、絵を教えている私にとっては、
学校教育ではどのようなことをしているのかな、
というリサーチの意味もあって行き始めたので、
「この題材はどういう導入で授業を進めたのかな」
というような観点でもあれこれ想像しながら観ています。
しかし、一方で、
純粋に子どもたちの作品に癒されている自分がいます。
作品内容に夢がある、とかそういうことではなくて、
ここにある作品は、
どれも感じたことを感じたままに自由に表現しているのだ、
ということを確認することで、心が癒されているのです。
絵は描いているうちに技術は上がっていくものだと思います。
しかし、描いている私自身の心の在りようはどうだろう。
自由が失われていないか。
何かに束縛されていないか。
ただただ、何かに純粋な視線を注いで描くということを、
忘れてはいけないと、
この展覧会に行くたびに込み上げるものを感じます。