「最後の晩餐」、修復が終わったと聞いてからずっと本物を観てみたかったんです。
海外旅行の楽しみは色々だと思いますが、
日本には絶対持ってこれないものを見に行く、
というのも楽しみの一つですよね。
イタリアは初めての地だったしイタリア語も全くわからないので、
旅行会社の添乗員付きパックツアーを選びました。
ローマを起点に、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ、
と4都市訪問しつつ、美術を巡る旅を楽しみにしていたのですが。。。
旅程3日目で最初の滞在地ローマで熱中症を発症し、
ツアーから一旦離脱して、
ローマに静養のため延泊するという珍道中になってしまいました。
一瞬、このままローマから帰国か?と不安になったものの、
なんとか体力回復して最後のミラノだけはツアーに再度合流し、
予定通り帰国できました。
添乗員の方や、皆さんには本当に色々とご迷惑をおかけしてしまいました。
熱中症は10年前に一度救急搬送されたことがあったので、
気をつけていたつもりでしたが、
ローマも日中37度まで気温が上がるという猛暑だったほか、
(しかもこの時期夜9時近くまで陽が出ていて気温が下がりません)
色々個人的な不運が重なって対策が足らなかったようです。
今回の旅行では、旅行保険の重要さを思い知りました。
旅行保険のおかげですぐに現地医師の往診を受けることができましたし、
往診に際しては、医療通訳という医療専門の通訳の方もつけていただくことができて、
言葉がわからないという不安もなく治療が受けられました。
医療通訳というお仕事、これまで知りませんでしたが、
医療の知識もあり通訳もできるというスキル、
医師と患者を繋ぐことができる重要なお仕事だと思います。
旅に際しては何事もなく無事に旅程を終えられることが一番ですし、
何事か起こるとは、まさか思いもしないかと。。。
しかし、今回の経験からひしひしと感じましたが
海外旅行保険の加入はお勧めしたいと思います。
さて、旅行中に体調を崩して、
がっかりなだけの旅だったかというとそういうわけではなく、
バチカンのシスティーナ礼拝堂は素晴らしかったし、
(中は撮影禁止なので礼拝堂に向かうまでのギャラリーの写真を)
トレビの泉では夫婦での再訪を祈願できましたし、
ジェラートもいただきましたし、
ミラノのドゥオーモは震えるほど美しかったですし、
念願の「最後の晩餐」にも出逢えて本当に良かった。
(1団体15分しか見学できないのでもうちょっと見たかったです)
ツアーへの合流のためローマから列車で移動する、
というイレギュラーな体験もありましたし。
他にも色々。写真はすごい枚数になりました。
訪問できた場所だけでも、これは私には忘れられない旅。
またいつかイタリアに行ってみたいです。
結構出不精なので、
一生のうちにあと何度海外へ行けるかわかりませんが、
ご縁があれば、日本へは持ってこれないものとの出会いを、
噛み締めたいと思います。