毎年思います。大晦日と元日は、暦がなければ夜明けで区切られるだけなのに、年が終わり、年が始まる、と考えるだけで一気に特別感が高まります。
何かに「意味を与える」というのは、不思議なものです。
。。。という屁理屈な前置きをしまして、今年はどういう一年だったかなあと改めて振り返ってみます。

デッサン教室の仕事は、初めての公開講座(2回)や、初心者対象を掲げている教室なのに何故かクリエイター系のお仕事をされているプロの方々がレッスンに通っていらしたり、色々新しい体験をさせていただきました。初めての生徒さんがいらしてから、来年の3月でデッサン教室の仕事は丸5年を迎えます。少しは教える人としての積み重ねが出来てきているかな、それでもまだまだ学び続けなければと思います。
来年も、生徒さんひとりひとりとじっくり向き合うレッスンを目指して、私にしかできないレッスンを作っていけると信じて、続けていきたいと思います。
仕事と言えば、今年はイラスト制作のご依頼もありました。師匠のデッサンサロンで描き続けていたアンティークのテディベアのデッサンをインスタグラムにアップしていたのを見て、ご連絡をいただきました。何がどういうご縁につながるかわからないものだなあと思います。来年も、ひょんなことからご縁が。。。というお仕事があるといいなと思います。
展示活動は、6月に三鷹の点滴堂さん、9月に下北沢のバーラストチャンスさんで、それぞれ個展をさせていただきました。6月は鉛筆画で自分の少女時代へのノスタルジー、9月はひたすら空と雲をスケッチし続けて100枚、の内容で展示させていただきました。今年は、今までで一番多くの絵がお客様の元へ旅立ってくれました。ありがとうございます。
今のところ、作風も技術も変化を続けているようなので、来年は、私と面識のない方から見ても、油彩も鉛筆画も「はやしすみこの絵だ」とわかるような匂いがする。。。というところに、いったんたどり着けたらいいなと思います。
現代童画会の活動は、春季展で特別賞(完全に内輪の賞なのですが)をいただけました。初の一般入選から童画会に関わって17年、少しずつ古株になってきています。本展の開催された11月には大きく体調を崩して本展を全く観ることができずに終わってしまいましたが、来年も地道に描いていこうと思います。
プライベートでは、今年はあまり体調が良いとは言えなかったのが残念でした。自律神経失調に度々悩まされることが多く、11月は寝たり起きたりの日々が続きました。ただ、過去に問題のあった血糖値や鉄欠乏貧血については今年は安定していて良かったです。来年は体調を少しずつ改善していって、体調の心配なく積極的に外出できるようになりたいです。
あと、高校時代の部活の同級生とLINEでつながり、旧交を温めた1年でもありました。卒業してから◯年、皆それぞれにいいオバサンオジサンになりましたし、私は今はもう合唱からすっかり遠ざかってしまっていますが、ただ純粋に歌い続けたあの日々が、今でも皆のよりどころであることが嬉しかったです。これからも、年齢なりの喜怒哀楽を共有しながらつながり続けていたいと思います。
ざっくり言うと、気持ちがいつもいっぱいいっぱいで余裕のない1年だったのですが、こうして書き出してみると充実していたんだなと思います。
来年はどういう一年にしたいかといえば、何よりもまず健康でありたいというか、健康な状態に持っていきたいと思います。
そして、先日、下北沢のバーラストチャンスのマスターに「怡」という字を教えていただいたのですが、この字には、「よろこぶ」「打ちとけて楽しむ」「心が和む」「気持ちが穏やかになる」という意味があり、これは、この1年慌てふためいていた私がめざしていくべき境地かもしれません。
文字との出会い、なんというか、すごいタイミングです。
「今年の漢字」は「北」に決まったそうですが、私の今年の漢字は「慌」ですね^^;
来年は「怡」を目標に、日々すごしていけたらいいなと思います。
以前からのおつきあいの皆様、今年新しく出会った皆様、色々ありがとうございました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。