2017年01月26日

【五つ星の作家たち - 損保ジャパン日本興亜美術館 〜 新宿区連合作品展】

現在、新宿の損保ジャパンの美術館で開催中の展覧会、「クインテットV 五つ星の作家たち」。
5名の現代作家による展覧会なのですが、以前、市民講座で油彩の透明技法を教えていただいた橋本トモコ先生も出品されているので伺いました。

今日の目的地はここ。偶然1Fで開催中だった新宿区の小中学校支援学級の連合作品展も拝見してきました。<br>https://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/gakko01_000003.html<br>#美術館 #展覧会 #新宿


この展覧会は今回3回目、テーマは「自然」。
出品作家は、川城夏未さん、木村佳代子さん、橋本トモコさん、堀由樹子さん、横溝美由起さん。
いずれの方も約20年間の継続的な作品発表があり、今後もその活躍が有望視されるということで、この5名の方々なのだそうです。

橋本トモコ先生は、透明技法という技法による油彩画。作品は入口すぐの部屋に飾られていて、丁寧に磨かれた白亜地の上に、何層も何層も絵の具を重ねています。
絵の具同士を直接混色するのではなく、透明色の層が重なることで徐々に色が深くなっていくため、どこまでも平らな画面なのに不思議な奥行き感があります。画用液は独自の調合で光沢がほどよく、仕上げのワニスは不要です。

数年前に橋本先生の講座で透明技法を教わり、その後私は技法に忠実に制作を続けているわけではないのですが、油彩という画材の特徴や扱い方を丁寧に教えてくださる先生だったので、当時の私にとって良い勉強になりました。

「自然」を切り口にさまざまなモチーフと技法を用いて、個性豊かな作品が集まっているこの展覧会。
技術や技法や素材など、絵画のさまざまな視覚的要素を楽しんでくることができました。

ここ2〜3年ほど、世界観という言葉になんだか振り回されているような自分が少し嫌になっていて、私には「視覚的に純粋な美しさや面白さ」を追い求める部分が大きく欠けているのでは、と考えることが増えています。
もっとまっすぐに、自分の描くものを深く掘り下げていきたい。
迷うというのではなく、自分の中に変化を起こしていきたい。
そういう想いを新たにしながら、美術館を出ました。

東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/

さて、損保ジャパンのビルの1Fまで降りてきて気づいたのですが、現在1Fでは、新宿区立の小・中学校特別支援学級・新宿養護学校の連合作品展が1/29まで開催中です。

小中学校の連合作品展は自治体単位でいくつか開催されていますが、教える立場の人間として、学校の図工・美術教育がどのように行われているのかを参考にできる機会という意味合いだけでなく、きっと「人生のこの時期だからこそ、この時期にしかできない」のだろうなと思えるみずみずしい表現の作品の数々に、なんだか癒されてしまう部分もあります。

「クインテットV 五つ星の作家たち」をこれから鑑賞される皆様は、ぜひ1Fの連合作品展も寄ってみてください。
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新宿区立小・中学校特別支援学級・新宿養護学校  「連合作品展」開催のお知らせ
(新宿区のWebサイトから)
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/gakko01_000003.html
posted by はやしすみこ at 19:04| 東京 ☀| 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする