よく、人間は脳の機能のほんの何割かしか使っていない、という話を聞きます。
例えばそれが10%として。
脳の持てる全ての機能がそれぞれ出力10%、というのと、脳の持てる全ての機能のうち、10%の機能を使っている、というのとでは、ずいぶんちがう。
デッサンを教えていて、時々「自分には観察能力がないのかな」と心配する生徒さんがいらっしゃいますが、デッサンを続けているうちに観察力は必ず育ってきます。
その体験も通じて思ったのは、
結局、自分が生きていくために必要だったり、自分が置かれた環境や条件に適応するための脳の機能を積極的に使うことで、そこが伸びるということなんじゃないかと。
つまり、10%の機能は積極的に使われて、残りの90%の機能は使われなかったから伸びていない。
人間が、可能性は無限大だ!と思えるのは、残りの90%に相当する部分の大きさが実際には計り知れないからであって、確かにそれがフル回転できたらどんな超人になるのかとドキドキするけれども、
大抵は超人にはならないで寿命を迎えるし、第一、超人という存在はある意味不気味だし、それで良いのではないかとも思う。
ただ、もしまだこれから、私のまだ使っていない脳の機能が発達するとしたら、それは何だろうな、と考えてみたりするのは、楽しい。
多分、無限大にも大きさはあって、ただ、その大きさがわからないだけ。
わからないならわからないなりに、まだまだ人生色々なことが起きるよね、と思います。
。。。この投稿に、オチはないです。