今回は、鉛筆画7点、油彩画21点、合計28点の出品でした。
展示内容の構成をあれこれ考えていた時に、ここ数年の流れをある程度わかりやすくまとめてみようと思い、自分が特に心惹かれた主題やモチーフを軸に考えました。
考えていくと、過去作をあれもこれも追加したくなってしまい、だんだん絞れなくなってきました。
ギャラリーのオーナー様からは「ちょっと多いかな、くらいのほうが見応えがあって良いのでは」とアドバイスもいただいたので、ひとまず荷造りをしました。搬入と陳列は、15年くらい色々とお世話になっている美術の専門業者さんにお願いして、本人の心配をよそに、とても良い具合に完成しました。
ギャラリー入り口(外側)から中を覗いたところ。
扉を開けて入り、左側から時計回りに順路です。まずは鉛筆画のエリア。
鉛筆画は、私が「手ニョロ」と名付けている一連の作品でまとめてみたところ、なぜかとてもスピリチュアルなエリアが現れました。手ニョロそのものは仏教的な主題を意識したシリーズではないのですが、ある意味日本人として染みついている感覚なのかもしれません。
そして、油彩画のエリアが始まります。ほぼ時系列(制作年の順)で並べました。
油彩画は、前々回の個展からのモチーフ「双子の少女(朱乃と雪乃)」にまつわる絵と、壊れたアンティークドールをモチーフにした絵で主にまとめ、ドラードギャラリーのグループ展に出品させていただいた絵も入れました。
そして、いよいよ昨年〜今年の新しいものでまとめた壁へ続きます。
私にしては珍しく、静物や風景、植物など「人物が居ない」絵が増えてきています。
昨年あたりから、モチーフの選び方や、色使い、筆のタッチなど色々変えてみていたので、異口同音に「人物の居ない絵は珍しい」とか「別の人が描いたと言っても信じてしまう」という趣旨のご感想をいただくことが多かったです。
やはり人物を描くのは好きではあるのですが、今後は苦手意識のために描かなかった風景や静物も自分なりの視点と世界観で描けるようになり、もっと自分の絵の幅を広げたいと思っています。


絵の搬送の話を聞いて思った事が1つ。はやしさんがとても絵を大切にしているんだなということです。自分の絵に愛情を持つ続けるって当たり前なようでいて意外と忘れがちな事ではないかと思います。そうやって自分が愛情を注いだ作品たちがいずれ他人の手に渡り、その人の癒しになれば嬉しいですよね。これからも頑張ってください。
コメントのお返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
おかげさまで展覧会は無事終了しました。自分が描いた絵にはその時の自分が映るような気がします。年月の中で、それを受け止めないと先へ進めないと思うようになったのかもしれないです。自分の絵との接し方って、自分自身の変化に応じて少しずつ変わってきますよね。