時々、「明日できることは今日するな」と思うことがあります。
もちろん、「。。。明日に延ばすな」というのは、物事をやみくもに先送りにせず迅速に対処しなさいという意味合いだとは理解しています。
こういう経験したことのある人は結構多いのではないでしょうか。
「明日からテストだというのに、勉強しようとして無性に他のことが気になり、結局勉強できなかった」とか、「大掃除しようと思って始めたのに、古い雑誌や手紙が出てきてつい読みふけり、掃除にならなかった」とか。
「これをやらねばならない」という強い義務感は、ある意味ストレスですよね。その精神的緊張を紛らわすためについつい余計なことに手をだしてしまうということですね。
このほかにも、仕事が立て込んでいていくつもタスクが溜まっているような場合も、明日までに仕上げなくてはならないタスクよりも、日程に余裕のあるタスクの方に良いアイデアが浮かんでしまい、そちらの作業を優先してしまった結果、夜になってから「明日まで」のタスクが手付かずなのに気づいて慌てて結局徹夜してしまったり。
「明日できることは今日するな」というのは、言い換えれば「スケジュールに余裕のないタスクから片付けろ」「今日しなければならないことだけをしよう」ということ。
「忙しい」という字は「心を亡くす」と書くんだぞ、いう戒めの言葉には耳にタコができる思いで、実際もう聞きたくないというのが正直なところですが、まさに忙殺されてしまっている人は多いと思います。私もある意味そのひとりかもしれません。
スケジュールに余裕のないものを抱え込んでいるとき、やらねばならないと義務感にかられてしまったとき、そのストレスを「発散する」というのではなく「解放する」という方法はないものでしょうか。。。
「心に余裕を持ちましょう」と掲げても、どうしたら余裕が生まれるのか、その方法を考えないと、いつまでたっても心の余裕は持てないですよね。
「今日しなければならないことだけをしよう」
それだけで十分、でもそれがわりと難しい。
他人とのコミュニケーションが難しいと感じることもあるけれど、実は自分自身の心がいちばんままならないものなのかもしれません。