先週日曜日に終了し、昨日搬出をしてきました。
今回、ご縁があり私の手元を離れていった子です。
お迎えくださった方に心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
また、今回の出品をお気にかけてくださった皆様、実際に会場へお寄りくださった皆様にも、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
ふたつの展覧会、内容は連動したひとつのテーマになっていて、私は全部で4点の小さな鉛筆画を出品しました。
そして、展示タイトルの中の「手紙」は重要なキーワードなので、手紙の文章の代わりに久しぶりにミニポエムをつくってそれぞれに添えてみました。
「少女への手紙」の時は、今の私から幼い頃の私に向けたメッセージ。
「少女からの手紙」の時は、当時の私がきっと今の私に向けたかっただろうメッセージ。
それぞれ、昔のことをたくさん思い出しながら、より具体的な出来事を描こうかどうかを迷いながら、最終的にはこの4点になりました。
「どこまで行くの?」
「かみさま、あのね」
「優しくしても棘は棘」
「闇は何を隠すの?」
絵に添えたミニポエムは、いずれFacebookやHPその他で、絵と一緒に紹介させていただきます。
今回の制作を通じて改めて気づいたことがありました。
絵というのは、描くものと描く人との間にも、距離感や関係性というものがそれぞれあって、それは絵ごとに異なるのだということです。
それは、どの絵に思い入れがあるとか、どの絵は全力を尽くさなかったとか、そういうことではなく。。。
「少女への手紙」の時は、昔の私に対して今の私の想いを伝える気持ちで描きました。当時の私は大人になった時の自分のことなんてリアリティを持って想像したこともなかった。だから、今の私に対して何も問いかけをしないし、今の私の存在など気づきもしない。
そういうわけで、ただひたすら目の前の現象に直面している私を、今の私が遠くからそっと見守っているように感じながら、描くことになりました。
「少女からの手紙」の時は、「少女への手紙」への返歌のような感じにしたかったので、思春期になった私から今の私への想いを伝える気持ちで描きました。大人になった自分をより明確に想像し始めるのは、そういう年頃からだと思うからです。ただ、難しかったのは、例えば現実に他人が自分に何を伝えたいと考えているのか、本当のところは予測し得ないのと同じく、当時の私が本当は何をどう考えていたのか、思い出せば思い出すほどとりとめもなくて、実は明確な意志もなかったように思えてしまい。
最終的には、当時の想いの中で、言葉として強く記憶に残っているものを場面化する、という感じで描くことになりました。
描くものと描く人との距離感というのは、完成した絵の雰囲気にも出るのかもしれません。
今回の展示への参加は、自分の絵との向き合い方のようなものを改めて考えるきっかけになりました。
展示にお誘いくださいました点滴堂のオーナー様にも、改めて感謝したいと思います。
余談ですが、「優しくしても棘は棘」を描くときに、どうしても包帯を巻いた状態のサボテンがわからなくて、画像検索で資料を探しても包帯巻きのサボテンなどあるはずもなく、仕方なくホームセンターにサボテン(全長約15cm)を買いに行きました。
無事描き終わったものの、こんな大きなサボテンどうしたらいいんだろう。。。と実は途方に暮れかかりました。かなり置き場に困っていますがそういうご縁と思ってしばらく育ててみようと思います。

