絵を描くにあたって。
(一枚一枚は)納得しながらも満足しない姿勢が大切。
どの絵も全力で取り組む。でも、それをステップに次はもっと良いものを。
これはよくよく考えてみれば、絵を描くだけでなく人生全般において、もうこのくらいでいいやと思うことも、もうこれでいいやと思うことも、その人の成長を止めてしまう一因なのではと。
もちろん、人間には必ずモノグサな本性が隠れているし、どうにもならないことも起こる。だからそれを乗り越えてどこまで踏ん張れるのかな、ということにもなると思う。
私だって油断するとただのモノグサ。
そして細胞は確実に衰えていく。
でも自分に満足していないことだけは確か。
だから時折地味に凹みながらも、まるで自己治癒能力のように努力を続けるしかないのです。