参加メンバーはだいたい固定しており、毎回、指名されたメンバーがその回の「お題」を決める方式で進められています。
今回は、お題を私が決める番でした。
最近、長時間で固定ポーズを描くことが多かったためか5分などの短時間ポーズが苦手で、ポーズに「ひねり」が多いと描きづらいなと感じる機会があったため、「5分と3分を中心に、ひねりの多いポーズを」とモデルさんにお願いしました。
当日のモデルさんとの雑談で、実は「10分」のクロッキーのリクエストは多いらしいということが判明。20分だと相当描き込めるし、かといって5分だと慌ただしすぎる。
何となく、10分というのがクロッキーとしてはちょうど良い長さということなのかもしれません。
確かに私も10分で描くのは余裕もあり、人体の立体感までそこそこ観察する余裕があります。
今回の10分の時間配分で描いたものの中からいくつか貼ってみます。


今回は、ひねりや反りが多いポーズでしかも短時間だったため、結構難しかったです。
ずっと描いていると疲れてくるので、とたんに集中力も途切れてしまったり。
自分の状態を知りたいなら、自分の描いた線を見よ、という感じ。
ただ今回、私の希望するテーマで描かせていただけたことで、自分のお教室の今後のレッスンに役立つものが得られているかもしれません。
もし自分の生徒さんに「今のポーズうまく描けなかったんですが」とアドバイスを求められたら、どこにフォーカスして、どんな「ものの見方」とテクニックを教えたら的確なのだろう。最近はそういう思考の道筋が頭の中でぐるぐるしています。
クロッキー会から何日か経過してしまっていますが、改めて描いたものを振り返って考えてみようと思います。
さて、問題の5分間クロッキーを何枚か。


さらに、問題の3分間クロッキーを何枚か。



むむむ・・・まだまだ修行は続くのです。