今回も、また石膏に挑戦してきました。
木炭紙ではなくF8のスケッチブックを使っているので、像の全体を入れてしまうとなんとなくこじんまり・・・(笑)
(実は最後の最後に先生の手直しが入りだいぶ良くなっています・・・;;)
今回はヴィーナスを描いてみたのですが、石膏像そのものがホコリなどをかぶって汚れがあったので、影になっているのか汚れなのか判別つきづらくそのあたりもちょっと苦戦しました。
前回の「陰」と「影」についてもだいぶ気を遣いながら、像全体をできるだけシンプルな立体と見なすようにして描き進めて行きました。
どうしても、眼とか鼻とか唇とか髪の流れとか、そういう細かい部分もきちんと描かなくては、という意識の方が先走ってしまうのですよね。
細部に対する意識が「過剰」になるとどうなるか、というと。
意識過剰になった部分の描き込みが強くなりすぎて、像全体としての自然な立体感が損なわれてしまうわけです。
なんだか眼だけ力強かったり。唇だけなまめかしくなっていたり。髪の立体感だけ異様にくどかったり。
もちろん細部への観察も必要ですが、注視することと意識過剰は違うようです。
人間の注意力って本当に揺れ動きが多すぎる。
今回学んだことは「反射光」。
外界には自然/人工を問わず光が満ちあふれていて、あちこちで光の乱反射が発生しています。
例えば、基本デッサンの練習時に使う白い滑らかな球体などを使うとよく分かるのですが、
白いテーブルに球体を置いてライティングをすると、陰影の中のテーブル面に近い部分が、微妙に明るくなっているのが分かります。テーブルで反射した光が当たっているのです。
試しに黒いテーブルで同じ事をしてみると、黒は光を吸収してしまうので、反射光がほとんど見られないことがわかります。
・・・描いていて、ヴィーナスの顎がどうしても細すぎる感じがして気持ち悪かったんです。かといって輪郭が大きく間違っているかというとそういうのでもないと思うし。
原因のひとつは反射光でした。像の胸部に当たった光の反射ですよね。
反射光を丁寧に入れただけで顎の形がしっかり見えてきました。
鼻がちょっと低いというか形が違うので直したかったのは、時間切れで描けませんでした。
石膏を描くのに2時間半は私にとってまだ時間が足りないみたいです。
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さて、だいぶ個展の期日も近づいてきました。
作品とは関係ないモチーフをデッサンするのは良い気分転換になりました。
今日も個展に向けての制作にいそしみたいと思います。
ほかにもやることは諸々。
それでは皆様よい一日をお過ごしください。

