かすかに浮かぶ雲の底辺を反射して
きらきら きらきら
泥む西方の空
やがて色彩はどこからともなく重くのしかかり
今日という日の太陽は
たちまち過去と名付けられ
明日昇り来る新しい太陽のために
密やかに葬られる
そしてしばしの闇
小さな終焉は繰り返し
かすかに浮かぶ雲の底辺を反射して
きらきら きらきら
今日という日の太陽は
太陽であるが故に光り輝き
明日のために
密やかな葬送を繰り返す
繰り返す小さな終焉
今日という日が素晴らしくても辛くても
明日のために葬送しよう
時はひたすら刻まれる
明日という日が素晴らしくても辛くても
人間は人間であるが故に光り輝き
小さな終焉と寄り添いながら
生きて逝く
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