2017年05月10日

【ヘアドネーション、ビフォアアフター】

先月下旬にヘアドネーションをして、35cm近く髪を切りました。
その後会う人会う人に、当然というか「イメチェン?」とか「春だから?」と聞かれるので、

ヘアドネーションしたんです〜^^

と答えると、「ヘアドネーションって何?」とさらに聞かれる確率が高いことがわかりました。

私の周囲にはドネーションしたことのある女性が増えているので、だいぶ認知度はあるのかと思っていたのですが、まだ「関心がある人の間では知られている」程度なのかもしれません。

ヘアドネーションというのは、簡単に言うと、病気などの事由によりウィッグを必要とする人たちに、フルオーダーの医療用ウィッグを無償で作り提供する活動。
NPO法人Japan Hair Donation & Charity(通称ジャーダック;https://www.jhdac.org/)により、ドネーションの趣旨に賛同する美容院+髪を提供するドナーの協力などで展開されています。

私はもう10年はほぼ伸ばしっぱなしだったので、ドネーションに必要な長さ31cmは充分にありました。実際は35cmくらいを目安に、こんな感じに髪を小分けの束にして、切ってもらいます。

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美容院では、ドナーさんたちの髪の束がある程度まとまると、NPO法人の方へ送ってくださいます。

一人分のウィッグを作るのに、一人分の髪だけでは足りない(かなりの量がウィッグに向かない髪質として選り分けられる)そうで、私の髪も、他の誰かの髪と一緒になって、ウィッグに変身するわけです。

この髪がこの後、どこでどんな出会いをしていくのか全くわかりませんが、自分の一部が誰かの一部になっていくんだなあと思うと、嬉しいというか、とても不思議な心地です。

ずっとロングヘアにこだわってきたのに今回ドネーションをしようと思ったきっかけは、お年頃なりの白髪が増えたこと。後頭部に結構ひょろひょろと増えているのに全然気づいてなくて、ある日合わせ鏡で実態を知り、自分の髪の状態に気づいてなかったことが相当ショックでした。

これはもうきちんと染めよう。。。と決心したときに、白髪以外には何の問題もない髪なら、ドネーションしてからにしようと思い立ったのでした。

というわけで、ドネーションの後は、ボブスタイルに整えて暗いブラウンにカラーリング。
この写真、現在SNSのプロフィールに使っています。
周囲も、ロングの私しか見たことない人が多かったので、びっくりしたみたい。

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日数が経つとまた白髪が見えてくるのでカラーリングを繰り返す生活に突入したことになるのですが、久しぶりのボブ、軽いし洗うのも楽だし。。。今年の夏は涼しく過ごせそうです。

そして。。。ボブスタイルでこんなシルエットになったの初めてで、気に入っています。
頭頂付近の髪が膨らみやすいのが悩みで、こういうストンとしたスタイルになりにくいんです。
美容師さん、ありがとうございます。
posted by はやしすみこ at 20:04| 東京 ☁| 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

【鉛筆画個展@点滴堂、6/21(水)〜のお知らせ】

今年もGWが終わり、すっかり初夏の風情になってきましたね。
皆様は帰省や観光など色々楽しまれたでしょうか。
私は5/3〜4に初めての市民講座の講師をさせていただいて、緊張しながらの準備から無事終わった反動がきて、連休後半は必要な予定以外、すっかり気がぬけて休息モードになっていました。

さて、本日は個展のお知らせです。今回は、鉛筆画小作品の展覧会です。
ギャラリーさんにも案内用のDMをお届けしましたので、
いよいよ宣伝を始めます^^

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【はやしすみこ個展「前略、あの日の居場所」】

日程:2017年6月21日(水)〜7月2日(日) ※月曜火曜はお休みです
時間:12:30〜21:00
場所:古本カフェ&ギャラリー「点滴堂」
HP:http://tentekido.info/
住所:東京都武蔵野市中町1-10-3-2F
アクセス:JR中央線 三鷹駅北口から徒歩5分程度

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点滴堂は、ギャラリースペースのあるブックカフェで、白や生成を基調色としたインテリアで統一された、古本カフェです。作品を展示できるギャラリースペースや、作家さんの手作り雑貨コーナーもあり、可愛いものが大好きな人たちの憩いの場所として、年々、人気上昇中のお店です。

日頃から出不精の私なので、実は年に数えるくらいしかお店には行けていないのですが、いつものんびりとくつろぎの時間をいただくことができる場所で、いつかここで個展ができたらいいなと思ってきました。

2年前に「少女への手紙」「少女からの手紙」というタイトルで、点滴堂さんの企画グループ展があり、鉛筆画で参加させていただきました。その時「少女だった自分への手紙」「少女だった自分からの手紙」という設定で全4点を描いたのですが、私なりに色々あった少女時代が懐かしくなって、その続編的なものをいつか描きたいと思いました。

ですので、今回は「少女への/少女からの手紙」の個人的な続編のような心持ちで描かせていただいています。

可愛いものにそこはかとない憧れはありながら、そこそこ老け顔だったため可愛いものがちっとも似合わず諦めていた少女時代。

少女といっても幼少期から多感なころまで幅広くなりますが、当時の私の思いを可能な限り等身大に描けたらいいなと思います。

当時への思いが強すぎて、いざ展覧会をさせていただけることになった途端に、何を描いたら良いか頭がグルグルしてしまい、描き始めるまでに時間がかかりました。今、一生懸命準備をしているところです。

展覧会だけでなく、静かに古本やコーヒーブレイクもお楽しみいただけると思いますので、ぜひお寄りいただければ幸いです。
posted by はやしすみこ at 10:57| 東京 ☀| 第10回個展「前略、あの日の居場所」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

【好奇心なのか天然なのか】

急用が出来、日帰りで実家まで往復してきました。

実家の庭は母が花壇をいつも手入れしており、季節ごとにたくさんの花が咲いています。今年の春はこんなです。

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現在は美しい花に彩られた庭も、私が子供の頃はむき出しの地面だけの庭で、格好の泥遊びスペースでした。

ところで、幼少期の私は結構「やらかす」ことが多く、おままごと用の食器に山盛りした砂を「何となく勢いで」食べてしまい大泣きしたり、お出かけ用のワンピースに着替えたのに、母を待つ間に向かいの公園のペンキ塗りたてのすべり台が気になり「何となく勢いで」座ってしまいワンピースごと貼り付いて大泣きしたり。

好奇心旺盛だったのか、単に天然だったのか。
その度に母にたいそう叱られました。

話を庭に戻すと、この庭も、泥水の小川を作りたくて土を掘り返し、母に叱られた記憶があります。大雨の後に土の上を雨水が流れた跡が乾いて作る、あの何とも言えない筋模様を、自分の力で再現したかったからなのですが、やはり「何となく勢いで」地面を掘り返したのは間違いでした。

何となく勢いで。。。(笑)

基本的には小心者で、石橋を叩いても叩いても渡れない性格のまま大人になっているはずなのに、石橋を叩くのに疲れると、やはり何となく勢いで予期せぬ行動に出てしまいがちなのは、私の運命なのかもしれません。

今日はとりとめのない思い出話など。
posted by はやしすみこ at 01:12| 東京 ☁| Comment(0) | もの想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

【童画会の春季展、ドラードのデッサン展が終わりました】

4月の展示はどちらも会期が見事に重なりましたが、今日、無事に2つの展覧会が終わりました。

ひとつは、現代童画会の春季展。童画会としては今年度最初の展覧会でした。
会場は恒例の銀座アートホール。初日と最終日が雨天という、強力な雨女か雨男の仕業と疑われるような(実際に疑惑があるのです^^)お天気でしたが、会期中、たくさんのお客様にご来場いただきまして、ありがとうございました。

‪現代童画会の春季展‬


私は昨年一度春季展をお休みしましたが、今年はクマをモチーフにした油彩画で復活。
昨年、とても気に入って何度もデッサンしたアンティークのテディベアをモチーフにしました。
タイトルは「過ぎていった時間」。大きさはF6号。
同じテディベアのデッサンを続けるうちに、クマの愛らしくもキョトンとした表情に「祭りの後」みたいな雰囲気をはらんだ静寂がイメージされてきたので、油彩でその感じが出ればいいなと思って試行錯誤した絵です。

春季展出品作「過ぎていった時間」


実は3年ほど前の春季展から、委員の審査によって出品作の中から優秀作品を選び、初日パーティで表彰をする。。。という、参加作家を内輪で激励するための賞が設けられるようになったのですが、このクマの絵は、今年の春季展特別賞の一点として選んでいただきました。

初日のパーティで賞状と副賞のワインをいただいて、実際に選出にあたっての講評も伺ってきたのですが、今回の絵は難産すぎて、仕上がる前日まで色やタッチが整わず泣きたい心地で描いていたので、正直なところ、褒めていただいたのに他人事のような気がしています。

それでも、悩んだままでも思ったように精進していけばいいのかなという気持ちにもなれたので、これからしばらくは夏の展示に向けて鉛筆画中心の制作になるのですが、その後また油彩は新しいチャレンジをしていきたいなと思っています。

そして、ドラードギャラリーのデッサン絵画展。
こちらはアンティークドールの鉛筆デッサンを出品していました。

ドラードギャラリーのデッサン絵画展


美しいものを描写すれば美しい絵になるのは当然、という言葉を以前見かけたことがあるのですが、実際には、美しいものから感じた美しさを、感じた通りに描き出すことはとても難しいと思います。
この人形も何度か描いたのですが、やっと、思ったような可愛らしさが出たかな、と思える一枚になりました。

どちらの展覧会も、ご覧下さった皆様ありがとうございました。
今回、ご覧いただくことが叶わなかった方々も、いずれまたご縁があるかと思いますので、その時にご高覧いただければ幸いです。

さて、4月の展示が終わり、次は5月下旬にひとつ展示予定があります。
今年もいろいろ予定が増えてきましたが、落ち着いて、一枚一枚を大切に描いていきたいと思いますので、これからもどうか私の活動を見守っていただければと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
posted by はやしすみこ at 23:08| 東京 ☁| 展示会・活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

【バター餅!】

先日、とあるハワイアンカフェに初めて行った時。

ハワイアンバターモチ

という名前をメニューに見つけ、「???」と思いながらも注文してみました。
何でも、ハワイではあるあるなローカルスイーツらしい。

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基本的には焼菓子のようで、外はカリカリ、中はモチモチ。けっこう美味しかった。

ただ、ハワイのお菓子なのに「モチ」というのが気になり、バターモチ、と検索してみると、秋田県にも一般的なスイーツというか餅というかなローカルフード「バター餅」があるというので、

さっそく秋田県のアンテナショップを探して買ってみました。

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有楽町の交通会館1F奥に秋田県のアンテナショップがあります。

2種類置いてあったのでどちらも買って来ました。三角の方は、テレビで紹介されたこともあるらしいですが、我が家はここ何年もテレビの電源が滅多に入らない習慣なので知りませんでした。

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見た目は普通に餅です。

原材料を見ると、米粉にバター、砂糖、卵黄など。バターを練りこんである甘いお餅、なんですね。で、焼いたりせずにそのままお餅としていただく。

餅だ。。。

私はお餅はあまり好きではないのですがこれは美味しい。後を引きそうですが、糖質と脂質のかたまりなので食べ過ぎ要注意です。

ちなみにハワイのバターモチの方は、米粉やバター、卵黄の他に、ベーキングパウダーやココナッツミルクも加えて、焼き型に入れてオーブンで焼く、という製法のようです。パウンドケーキ的な位置付けなのかな?

米粉を使うというあたりは日系人の多い土地ならではのチョイスの気もしますが、秋田県のバター餅とハワイのバターモチは基本的には別物のようですね。

posted by はやしすみこ at 22:34| 東京 ☀| Comment(0) | 音楽・演劇・映画・本・グルメ・その他雑食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月31日

【グループ展のお知らせ「デッサン絵画展」4/2〜】

先日お知らせいたしました現代童画会の春季展と完全に日程が重なってしまったのですが、もうひとつグループ展のお知らせです。

ドラードギャラリーの企画グループ展「デッサン絵画展」に、鉛筆デッサン1点を出品します。
私が通っているデッサンサロンで描いたアンティークドールのデッサンです。

デッサン絵画展


【デッサン絵画展】
ドラードギャラリーにて
日程 2017/04/02(日)〜04/09(日)
時間 12:00〜20:00、最終日18:00終了 ※水曜日定休
住所 東京都新宿区早稲田鶴巻町517ドラード和世陀

なお、出品作品は、原則として「デッサン作品」なのですが、デッサンに着彩したもの、デッサンをもとに本画にしたものなどもまざるようです。

現役作家の作品そのものは目にすることはあっても、普段のデッサンなどはあまり実物を見る機会が無いのではと思います。私も自分が教えている生徒さんのデッサンは別として、作家仲間のデッサンを見たことは数えるくらいしかありません。

今回出品するデッサンは、何度か描いたことのあるドールなのですが、やっと可愛く描けたかなと実感できたものなので出品してみようと思いました。作品にしようと思って描いたものとはちょっと違うので、今回はなんだかすっぴんを見られるような心地です。

余談ですが、ドラードギャラリーでは2年ほど前から、画家 榎俊幸先生の画塾「榎塾」が開催されています。この企画グループ展の直前まで開講されていた榎塾のテーマはモチーフデッサン。塾生の方々の修了作品も展示されるようです。

デッサン=いつものあの人の意外な素顔、が見えるかもしれません。
春季展とご一緒に、ぜひ巡ってください。
posted by はやしすみこ at 22:08| 東京 ☔| 展示会・活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

【バーラストチャンスの夜桜祭り】

昨年6月に個展を見いただいた下北沢のバーラストチャンス。

この時期の常連様向け恒例イベントらしい花見の会にお誘いいただきました。

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お酒、お料理、おつまみなど全て持ち寄り制で、皆、紙皿に紙コップ(記名制)で自由に飲食をしながら、常連様同士で交流を深め、マスターが1週間かけて仕込んでくれた大きな桜の枝の満開ぶりを楽しむという、何とも贅沢な会でした。

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ほんとうに、カウンター席の頭上いっぱいに桜の枝が渡されていて、雨なのに、屋内なのに、桜を見ながら飲めや飲めやの大賑わい。

ラストチャンスの個展の時にお知り合いになった画家さんのお隣に入れていただき、あっという間の2時間半を過ごしました。

私は夜時間帯に仕事以外で外にいることが少ない生活パターンなので、実は数えるほどしかお店に行けてないのですが、お誘いいただいて嬉しかったです。

また近いうちに、普通にお客さんとしてお店に行こう。

posted by はやしすみこ at 01:00| 東京 ☔| Comment(0) | 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月24日

【現代童画会’17春季展のお知らせ】

いよいよ現代童画会の新年度が始まります。
恒例の春季展、銀座にて開催いたします。

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現代童画会’17春季展
日程:2017年4月3日(月)〜4月9日(日)
時間:11:00〜18:30(初日13:00〜、最終日16:00終了)
場所:銀座アートホール
住所:東京都中央区銀座8-110 高速道路ビル銀座コリドー街

春季展は、会員、委員、常任委員と会友の有志が出品し、近年は160点近くの作品が集まるようになりました。キャンバスサイズで8号程度までの小品による展覧会ですので、銀座へのお買い物のおついでなど、お気軽にお立ち寄りください。

昨年は、私は3月に個展があったため春季展をお休みさせていただいたのですが、今年はクマのぬいぐるみをモチーフにしたF6号サイズ油彩画を出品いたします。
絵は、先日ようやく仕上がって、展示に向け乾燥中です。
posted by はやしすみこ at 12:36| 東京 ☁| 現代童画会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月19日

【彼岸桜、満開中】

春の彼岸の頃に、ソメイヨシノなどに先駆けて咲く彼岸桜。

先日、地元のJAにコロコロした蕾をたくさんつけた彼岸桜が入荷していたので購入し、自宅の花瓶に挿しておいたところ、

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あっという間に満開に。
図らずも自宅にてお花見。

そもそも、花を見て、人は何故「美しい」と感じるのかなと思う。

あるいは、花は美しいものなのだと幼少期からの刷り込みがあるだけなのかもしれない、などと考えてしまうとミモフタモナイ。

ひとまずは「美しい」と素直に感じていればいいのかな。

彼岸桜の花言葉は、心の平安、だそうです。

安らかでありたいと思いつつ、
いつもざわざわとさざ波立つ。
posted by はやしすみこ at 01:18| 東京 ☀| Comment(0) | もの想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

【松本キミ子氏の絵を描くメソッドを習ってみました】

松本キミ子氏の、誰でも絵が描けるメソッド、キミ子方式。
いろいろな巡り合わせがあって、その単発ワークショップに参加する機会を得ました。

誰でも絵が描ける、絵を描く楽しみを発見できる。絵が苦手な人ほど歓迎。
今回のモチーフは麦の穂で、参加者1人に1本ずつ配られました。

麦の穂なので植物。植物は徐々に上に伸びて成長していくため、その成長のイメージに合わせて「根本に近い方から、先端に向かって順番に描いていく」。

絵の具は小学校などで普通に使用される水彩絵の具で、使うのは赤、黄、青、の三原色に白を加えた4色だけ。筆は今回のモチーフに適した太さを2本。
どのような順番で描いていくのかを、最初に順を追って説明してくださいます。

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茎を根本から先端に向かって丁寧に見ながら描いていき、色に微妙な変化が見えたら絵の具を混ぜ直してそのまま描き足していくのです。筆の方向は「下から上(=根本から先端に向かって伸びる)」だけです。一度描いてしまった所には決して戻らないこと、上から下に筆を動かさない、がルールでした。

いわゆる「比率」や「構図」は考えずに描いていくので、場合によっては、絵が紙に入りきらない場合もあるのですが、その時は「紙を足す」というのが特徴的です。

完成したら、講師の方が画用紙をバランス良くトリミングして台紙に貼ってくださり、飾れる状態になります。

今回は麦の穂1本だけのモチーフのはずでしたが、
一通り描き終える頃に、私は何故か「お時間あるならぜひ」と麦を1本追加されまして、結局2本並べた完成図になりました。

麦の穂


実は正直、モチーフを見ることにとても集中してしまい、微塵も見逃すまいと思っていたらものすごく脳みそを使ってしまったようでぐったりしてしまったのですが、

講座の後に講師の方に色々質問をしながら、このメソッドの核になる考え方の部分に少し触れることができ、この描き方を何度も実践しながらだんだんリラックスできるようになると、何か発見があるのではという予感を得て帰ってきました。

実は、松本キミ子、という人の名前はつい1ヶ月ほど前に認知心理学の本で知っていました。その本の、絵を描くという観点からの視覚についての章で、松本キミ子氏のメソッドの概要が紹介されており、いつか彼女の著書は拝読したい、と興味を持っていました。

そのタイミングで、友人から「絵の面白い講座が開催される」と教えてもらい、少し話をきくなり「あのメソッドだ」と頭のなかで繋がったので、これは何かの運命かもとすぐに申し込んだのでした。

さて、私もデッサンを教えていて、絵を描く上で最も根源的な「モチーフと向き合う」部分を、どのように消化してもらったらいいのかという点は、いつも私自身の課題になっています。
そもそも、私自身がどのように消化しているのかを把握できていなければなりません。

認知心理学の本を少しずつ読んでいるのは、人間には認知の仕組みにも個性があり、その個性を客観的に見つめることで、各々の絵との向き合い方ができてくるのではと考えたためです。(ただ、読書は苦手なので苦行です;;)

人間の手は、脳が感じ、判断した通りに動きます。
対象とじっくり向き合い、見ること、思考すること、手を動かすこと、が連動し、時々生徒さんに言っている「絵を描く筋肉(腕)」を作ることが大切だと思います。
どのように見るのか、どのように思考するのか、どのように手を動かすのか、
その答えは教える人の数だけ、あるのではないかと思います。

まだ私の答えは出ていませんが、今、マンツーマンという形で教えているからこその到着点にいつかたどり着けると信じています。
posted by はやしすみこ at 20:56| 東京 ☁| 日々の徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする